純広告とは?メリットとデメリットを詳細解説

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純広告とは?
たまに耳にする「純広告」。広告とは何が違うのでしょうか。純広告の説明、種類、メリット、デメリット、形態、掲載までの流れ、メディアシートまで詳細解説です。

対象読者 : 純広告について調べている方。純広告の出稿を検討している方

この記事を読んで理解できること : 純広告とは何か?という純広告自体の説明から、各種純広告の種類、目的、メリットやデメリット、形態、始め方から掲載の流れ、メディアシート、広告料金の探し方までが理解できます。

目次

純広告とは

純広告とは特定の媒体に掲載する広告です。純広告の「純」は純粋の純で、通常の広告のことを言います。インターネット広告について、純広告とは主にバナー広告のことをイメージしていただければわかりやすいと思います。もちろんテキスト広告もあります。

広告業界内では「純広(じゅんこう)」と略して言うこともあります。Googleはディスプレイ広告と呼んでいます。

インターネット広告業界では広告を掲載するサイトや、サービスのことを「媒体」と呼びます。本記事でも媒体に統一します。

Yahoo!ブランドパネル

純広告やバナー広告が紹介される際、最も例に上げられることが多いのが「Yahoo!ブランドパネル」です。「Yahoo!ブランドパネル」は日本で最もPVが多いYahoo!JAPANのトップページに広告を掲載することができるメニューです。

Yahoo!JAPANトップページ

Yahoo!JAPANのトップにローテーションで表示されるバナー広告です。2014年6月現在、料金は850万円からとなります。

大型ディスプレイ広告 – Yahoo! JAPANへの広告掲載

このように、純広告では特定の媒体の特定の枠に、広告を掲載できます。

純広告の種類

純広告にはさまざまな種類があります。代表的なメニューを紹介します。

単純にバナーを掲載するものから、特定の条件をつけて配信するメニューまで多彩な広告があります。代表的なメニューを紹介します。

画像による広告です。広告サイズはさまざまです。例えばGoogleAdSenseはサイズの種類を公開していますので、参考にご覧ください。ディスプレイ広告

以前はビックバナー(728×90)が主流でしたが、最近は正方形のスクエアサイズの広告が主流です。

テキスト広告

テキストによる広告です。クリエイティブの余地が少ないので、現在は非主流かと思われます。

デモグラフィックターゲティング広告

性別、年代といったユーザーの登録情報によって、システム的にターゲットを絞って配信する広告商品です。代表的な広告商品は「Yahoo!JAPANネットワークデモグラフィックターゲティングプライムディスプレイ」です。本商品はYahoo!JAPANにログインしているユーザー向けに性別、年齢のターゲットに絞り、Yahoo!JAPANのさまざまな面に広告を配信します。「20代女性のみ」という配信が可能です。Yahoo!JAPANに登録するときに性別や年齢を登録するので、その登録情報に紐付いて広告配信します。

エリアターゲティング広告

特定のエリアに絞って、広告を配信できるメニューです。例えば、「Yahoo!JAPANネットワークエリアターゲティングプライムディスプレイ」という商品では訪問ユーザーのIPアドレスや、Yahoo!JAPAN登録時の郵便番号データより、都道府県を絞って広告を配信します。「北海道のユーザーのみに広告を配信したい」ということが可能です。

ちなみにFacebook広告では、市町村単位まで絞って広告を配信することが可能です。

行動ターゲティング広告

媒体であるサイトに訪問したユーザーの行動を元に、そのユーザーの行動に合った広告を配信するメニューです。各媒体の行動ターゲティングのシステムが異なります。ちなみにYahoo! JAPANではYahoo!JAPANサイトや、パートナーメディアのサイトを訪れたユーザーの情報をCookieに保存します。保存する情報は検索履歴、ページ閲覧履歴、Yahoo!JAPANに配信されている広告のクリック履歴、広告の表示履歴、商品の購入履歴です。(※ Yahoo! JAPANの配信する行動ターゲティング広告についてより)

時間帯指定配信広告

特定の時間帯にのみ広告を配信できるメニューです。ちなみに私の知っている中だと朝に「朝専用コーヒー」のバナーを出したり、夜に夜食として最適なカップラーメンの広告が表示されていました。一般的にネットショッピングは夜に購入されることが知られているので、ECの広告は夜に配信するのがいいかもしれません。

メール広告

メール広告は特定の媒体に登録しているユーザーに対して、メール内に広告を記載するメニューです。代表的なメール広告メニューを紹介します。

全配信メール

全会員に送られるメールマガジン内に記載される広告メニューです。1通数円が相場です。

ターゲティングメール

特定の条件をつけて、メール広告を配信するメニューです。媒体の登録情報の分だけ条件を絞れることが多くなります。一般的には性別、年齢、職業、趣味・関心などの条件でターゲットを絞り、メール広告を配信できます。1通数十円が相場です。

その他の広告

記事広告・タイアップ広告

特定媒体に記事を書いてもらう記事広告、またはタイアップ広告といいます。純広告を取り扱っている媒体は記事広告・タイアップ広告のメニューもあることが多く、広告代理店の担当者も同じであるため、純広告と同系列で語られることが多いですが、Webマーケティング論ではページを分けています。詳しくは「記事広告・タイアップ広告とは?メリットとデメリットを解説」をご覧ください。

動画広告

動画で広告を配信できるメニューです。バナーを掲載するような場所で配信できる動画広告や、全画面で配信できる動画広告などがあります。最近ではYoutubeの動画広告が注目されています。

※参考 ライブハウスにお金を払うならYoutubeに広告費を払おう。 – なつやすみ日記

ポイント広告

広告をクリックしたユーザーにポイントを付与する広告メニューです。ユーザーにつけるポイントはポイントインセンティブという言い方をします。ポイントを付与するため、非常にクリック率が高く、また、1クリックあたりの単価も安く設定できます。ただし、ユーザーはポイント目当てでクリックするため、クリックの質が低いという問題点があります。登録や購入に対して、ポイントを付与するアクションインセンティブというのもあります。


純広告の目的

純広告の目的はさまざまですが、一般的には「露出効果」というのが最も大きくなります。広告業界の方は広告の露出のことを「ブランディング」と言う方もいます。(広告の露出を増やせばブランディングするわけではないですが、正しいブランディング、ブランドについては別記事で詳しく書きます)。

ターゲットを絞って、配信できることも純広告の目的になりえます。性別や年齢の登録情報や、IPアドレスによる地域判別といったシステム的にターゲティングすることの他に、車媒体、ゲーム媒体など、「◯◯が好きな人ばかりが見ている媒体」に出稿することによって、ターゲットを絞ることもできます。

純広告は潜在層にリーチすることが得意です。SEOリスティングというメニューは検索している商材に対して、意識が顕在化しているユーザーにしかリーチできません。一方、純広告では検索する状態ではない、意識が潜在状態にあるユーザーにリーチすることが可能です。
潜在顧客へのリーチに最適

純広告のメリット

  • 特定の媒体、特定の枠に掲載することができる
  • ターゲット属性を絞って広告を露出することができる
  • 属性が強い媒体に掲載
  • デモグラフィックターゲティング広告などで絞ることができる
  • 短期間で周知させることができる(キャンペーンに向いている)
  • 露出効果がある
  • 潜在顧客にリーチすることができる
  • 必ず掲載される

純広告のデメリット

  • 一枠当たりの料金が高く(30万〜100万)、予算が少ないところにはリスクが高い
  • 純粋なCPAは良くない場合が多い

純広告の形態

純広告にはさまざまな形態、形式があります。何を保証するのか?という形式が違います。

imp・PV保証

「imp」とはimpressionの略で、ここでは広告の表示回数を指します。「PV」とはPageView、ページビューの意味で、ページ自体の表示回数を指します。imp保証とPV保証は、厳密には少し違いますが、広告枠を紹介するときには、ほぼ同じ意味で使います。広告やページの表示回数は保証し、掲載期間は想定となります。

期間保証

広告の掲載期間を保証する形態です。1週間や1ヶ月という期間が多くなっています。この場合は広告の表示回数が想定になります。

クリック保証

クリック数を保証する形態です。規定のクリック数が消化されるまで掲載され続けます。そのため、掲載期間や表示回数は想定です。


純広告掲載までの始め方・掲載までの流れ

純広告を掲載するには(1)広告代理店に依頼する方法と、(2)直接、広告を掲載する媒体社に依頼する二種類の方法があります。

(1)広告代理店に依頼する方法

  • 広告代理店に予算、ターゲット、目的などを告げ、メディアプランニングを依頼
  • 提案を受ける
    (基本的にはマージンなどは広告代理店からはかからない)

(2)直接、媒体社に依頼する方法

  • 媒体社の連絡先に広告を掲載したい旨を依頼
  • 掲載可否を確認する
  • ただし、Yahoo社など一度、直接申し込めない媒体がある
  • 場合によっては契約書などを結ぶ

どちらにするべきか

広告を掲載したい媒体が決まっている場合は媒体社に連絡して良いと思います。それ以外の場合は価格差もありませんし、広告代理店を通して依頼するほうが良いでしょう。稀に直接の依頼を嫌がる媒体社はいます。Yahoo社は直接申込することができず、広告代理店を通してのみしか申込をすることができません。

メディアシート

メディアシートというさまざまな媒体の代表的な広告メニューが掲載されている冊子があります。週刊少年誌ぐらいの厚さで3ヶ月に一度、無料で配布されます。

以前は株式会社サイバー・コミュニケーションズ(以下、CCI社)やデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(以下、DAC社)、GMOアドパートナーズ株式会社といったメディアレップと付き合いがある会社でしかメディアシートを入手することができませんでした。しかし現在はCCI社やDAC社がネット上に公開しているようです。

以下のリンクからメディアシートが閲覧可能です。

CCI社

メディアシート | サイバー・コミュニケーションズ (cci)

DAC社

インターネット広告 DAC AD GUIDE

広告を出稿したい媒体があった場合、気軽に媒体に問い合わせてみましょう。広告掲載が可能な媒体には「広告を希望される方へ」といったページがあるはずです。または「●媒体名● 媒体資料」とGoogleなどて検索することによって、媒体資料を入手できる可能性があります。

下記のHTMLタグをコピーして簡単にリンクが貼れます

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